アストンマーティン初のSUV「DBX」開発着手から4年を経てついに発表
掲載 更新 carview! 写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 写真:小林 俊樹
アストンマーティンは、同ブランド初のSUVとなる「アストンマーティンDBX」を11月20日、発表した。これまでに断片的に情報が公開されてきたDBXだが、ついに全貌が明らかとなり、2020年第2四半期に発売される予定だ。
アストンマーティンによると、DBXの開発に取り掛かったのは2015年。発表までに4年近い歳月をかけたことになるが、ブランド初のSUVということもあり、広範囲な開発プログラムをこなした模様。メーカーはスポーツカーのダイナミクス性能と優れたオフロード性能を実現したと主張している。
デザインは、フロントの“DBグリル”や複雑な曲面を描くサイドパネル、ヴァンテージからインスピレーションを受けたというテールゲートなどを採用し、アストンマーティンと識別できるスタイルが追求されている。ホイールサイズは22インチと大きく、これに前285/40 YR22、後325/35 YR22のピレリ Pゼロタイヤを組み合わせる。
車両の骨格をなすプラットフォームは、SUV専用に新設計されたもの。ボディサイズは全長5039mm×全幅1998mm×全高1680mm。ランボルギーニ・ウルスに近いサイズ感だ。これまでに培ったスポーツカーづくりのノウハウを生かした接着アルミニウム構造により、軽量・高剛性が追求されており、車重は2245kgと発表されている。
ユーティリティについては2列シート仕様となっており、乗車定員は5名。ラゲッジルーム容量は632リッターで、40:20:40の分割可倒式リアシートを格納することで、さらなる荷物スペースを稼ぎ出すことも可能。
搭載するエンジンは、「DB11」や「ヴァンテージ」と共通の4リッターV8ツインターボユニット。トランスミッションは9速ATが組み合わされ、4輪を駆動する。スペックは最高出力550ps、最大トルク700Nm。SUVとしてはかなり高性能な部類に入り、0-100km/h加速が4.5秒、最高速度は291km/hと公表されている。なおエキゾースト音を変化させられる“アクティブ エキゾーストシステム”も備える。
サスペンションには、電子制御ダンパーにエアサスペンションを組み合わせたもの。エレクトリック・アンチ ロール・コントロール・システム(eARC)と呼ばれるロール抑制機能により、スポーツカーのようなハンドリングを実現しつつ、高次元の乗り心地が追求されている。なおエアサスの車高調整機能は、標準状態から45mmの上昇と50mmの下降が可能という。
インテリアは、ドライバー側に12.3インチのTFT液晶モニター、センターコンソールには10.25インチのTFT液晶モニターを備え、様々な情報提供や車両操作を可能としている。Apple CarPlayに対応するほか、360度カメラシステムで捉えた映像を映し出すことも可能だ。
DBXの生産は、ウェールズに新たに建設されたアストンマーティン第2の工場で行われる。前述のようにデリバリー開始は2020年第2四半期に予定され、英国でのスタート価格は15万8000ポンド(約2212万円)となる。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
車内でスマホを快適チャージ! 新機軸携帯充電アイテムを【特選カーアクセサリー名鑑】
Moto3イタリア決勝|山中琉聖が初表彰台獲得! アロンソがポールから逃げ切り3連勝
日産「新型スポーツSUV」まもなく登場へ! 430馬力超え×「GT-Rの技術」融合!? 6月発売の最強”フラッグシップ” 新型「アリア NISMO」 どんなクルマ?
BMW『X1』シリーズに2仕様を追加…ガソリンとBEVのいずれもベーシック
左折するのに右にハンドルを切るのは道交法違反!?「右振り左折」は安全面・マナー面的にも悪癖なので改めましょう
スズキ フロンテクーペGX(昭和46/1971年9月発売・LC10W型)【昭和の名車・完全版ダイジェスト065】
37号車Deloitte TOMSの笹原&アレジ組、悲願のスーパーGT初優勝! 14号車ENEOSは痛恨のドライブスルーに泣く|スーパーGT第3戦鈴鹿
ニコ・ヒュルケンベルグ、ニュル24時間レースに登場「F1の物語が終わったら」参戦の可能性も? スポンサーも挑戦を歓迎
フォーミュラもGT500も乗った百戦錬磨のレーシングドライバーでも難しい! ドラテクだけじゃ闘えないラリーの奥深さとは
ホンダ:全車投入の新型エアロでハンドリングと最高速が改善。ミル「進化に満足」/第7戦イタリアGP初日
JAFが「いろいろなモビリティ」サイト公開---混在する交通社会
米と伊の一流ブランドがコラボした奇跡のクルマ……かと思ったら大ゴケした「クライスラーTCバイ・マセラティ」
“想定外”が頻発する耐久の現場。技術開発に留まらない、トヨタが水素で挑戦するワケ【S耐富士24hレース】
【そもそも買えるの?】ランクル300と250、レクサスLXとGX。“最強に買い”なモデルとは
【228万円】一番安いのに装備が充実…? 「マツダ3 ファストバック 15S」はアリかナシか
売れてる軽EV「サクラ」がライラック×黒の乙女系2トーン追加や仕様向上。価格は約4~5万円上昇
こっちが本命? ノートクロスオーバーがデザイン一新。タフ感強調で本家よりアリかも…?
【電動ツインブースト!】新型「911」の目玉はハイブリ搭載「GTS」。加速が大幅進化の理由
ヒロミ絶賛の乗り心地、電動トノカバー高すぎ!? 発売から3ヶ月経ったトライトンのユーザー評価は?
BMW最小SUV「X1」に新グレード追加! 1.5Lの“sDrive18i”は最安の540万円
活気を取り戻すイタリア車。名門「ランチア」の“懐かし系”ニューモデルたちは日本に入ってくるか?